夏になると数年前に死んだオヤジを思い出す。 過去のnoteを見てると、そういや死ぬ前に少し不思議な事があったなあ。 そんな記事を数年前のnoteから転載。


オヤジが死んでもう3年ほどになる。冗談を具現化して人の形にしたようなオヤジだったわけです。明石家さんま辺りの雰囲気が近いかもしれない。なので、葬式やお通夜でも単なるイベント会場みたいなノリで泣いてる人がほぼ皆無という、ある意味見事な終わり方だった。3歳の我が娘は棺桶のジイのデコをバシバシ叩いてるし、なんか入れ歯の加減なのかニヤリと笑ってるし。 なんつうか才能としか思えない。

でも、そのオモシロじじいの死の前後、数日は微妙に不思議な事がポツポツとあった。

オヤジは入院したり家に戻って来たりを繰り返してたんすけど、死ぬ数日前に近所の人が、「お父さん家に帰って来られたんですねえ」と。いやいや、ずっと入院してますよ。とは言えずにハテナ?と。なんかオヤジの声が聞こえてたらしいっす。

で、また別の日に母親(←元気)が家で家事をしてる時に「カコーン カコーン」と家の裏で音がしてたと。で、覗いてみたら白い人型がゴルフのスイングをしてたらしくて、えええ!って思ってガラッとベランダに出るとスッと消えたと。ゴルフばっかりしてるオヤジだったんで、母親も「これはイカン、死んだか!?」と思い、病院に電話した所、オヤジは病院にベッドで寝てたという。思念ってのはあるんかも知れん。

で、自分も朝歯医者に行く途中に住宅街の道を歩いてて急に白い煙がボフンと5mほど先に出てフッと消えた。なんかアニメで忍者がドロンって消えるような感じ。えっ?ってなってキョロキョロして完全に不審者。あんなん、咄嗟にスマホ取り出して撮影なんか出来るわけないすわ。

そんな事がポツポツ起こってたわけです。

まあ、信じられんという方は、適当にスルーしといて下さい。

で、昔、オヤジってイタズラばかりして来たんすよね。僕が子供の頃に「あなたの知らない世界」的な心霊番組見てた時、CMとかで僕が振り向くまで廊下の隅の薄暗い所に立ってたりして「ギャア!」ってなるのを凄く楽しんでた(たぶん10分以上立ってたはず)そういう事ばっかりしてた。

そんなオヤジなんで死んで本物の幽霊になってから時々出てくるかと思ったけど、そういうわけにも行かないみたいですね。

たまには出て来てみてくれてもいいんですけどね。

まあ、そんな変な事がちょこちょこあったんで、自分はなんかあの世とこの世は繋がってるような気がしてますよ。次元というか、なんというか。


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